葉山、逗子、横須賀での椅子リペア（ラウンジチェア・ロッキングチェア・ダイニングチェア修理）
2022/10/16
こんにちは。
葉山駐在の竹内です。
朝夕には秋らしい涼しげな風が吹き、きれいな秋空が見られる葉山の海辺。
夕日の森戸海岸から見える富士山の姿は、
太陽をバックにくっきりとそのシルエットを表し、さらに大きく美しく見えます。
（画質が悪く、本来の美しさが伝わらず残念です！）
さて、
今回は趣のある椅子リペアを３つご紹介。
まずはチーク製の重厚なラウンジチェア。
元々は籐張りだった座面が破けてしまった為、ヌメ革のテープにイメージチェンジ。
ナチュラルな風合いのヌメ革を３６ｍｍ巾のテープ状に加工し、格子状に張りました。
しっかりとした座り心地と、籐とはまた違う高級感を感じさせる椅子に変身しました。
ふたつ目は、ロッキングチェアのリペアです。
背もたれの縦棒や座面板の剥がれがあり、だいぶ傷んだ状態でしたが、背もたれはしっかり組み直し、座面を鮮やかなローズレッドの合成皮革を単独鋲で張替え甦りました。
全体にアンティークワックスを丁寧にかけることで、つやが生まれ、歴史を感じさせる、温かな雰囲気に仕上がりました。
（ひとつひとつの鋲が独立しているのを、単独鋲 と呼びます）
そして最後は、長年ご愛用されてきた英国アンティークのダイニングチェアです。
座面の本革が劣化していたので、深いフォレストグリーンへ張替えさせていただきました。
こちらは鋲が連なっている連結鋲のアンティークゴールドを使用。
今は張替えたばかりなので鋲が光っていますが、月日が経つにつれ、味のある真鍮の様な光へと変化していきます。
本革×鋲 の組み合わせは、経年変化を一番味わえる組み合わせかもしれません。
(木部のブラウンとグリーンが、最高のマッチングです）
それではまた次回。