初めまして
はじめまして。
今年からティーズリビングの一員として迎え入れていただいた永上と申します。
昨今のSNSの急速な普及にすっかり乗り遅れた私が、ブログを書くことになるとは
思いもよらず…戸惑っています(気持ちも、操作も)。
人生初のブログに何を書こうかと悩んだ末、少し前になるのですが池袋にある
『自由学園明日館』に見学に行った時のことを思い出し、あげてみることにしました。
自由学園明日館は今から100年前に羽仁もと子・吉一夫妻によって建てられた女学校です。
建築の巨匠F・Lライトによる設計で、メディアに取り上げられることもしばしばあるため、
多くの方がご存じかと思います。
ホール南面 幾何学模様の窓は印象深く、自由学園といえば、誰もがこの窓を思い浮かべるのではないでしょうか?
羽仁夫妻は「実際科」という独自の学科を設け、学校の台所で昼食作りを授業の一環として取り入れていました。
あたたかな光が包み込む食堂は、生徒も先生も集まり、皆で作った食事をとる…
そんな当時の光景が生き生きと浮かび上がってきます。
古民家や名建築と呼ばれる建物を訪れると、いつも感じることがあります。
それは、その時代を生きた人々の「より良く生きたい」、「より良く暮らしたい」という切なる願いと純粋な思いです。
その願いや思いは要文化財に指定されているような豪華な邸宅も、市井の慎ましい家も変わらないと感じます。
入社したばかりで至らない点も多い私ですが、お客様のより良い暮らし作りに、
少しでもお力になれるよう努力を惜しまず、心を込めて取り組んでまいりたいと思っております。